(1)会社の経営の基本方針

当社グループは、「Sansanのカタチ」と称する企業理念において、「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げています。このミッションの下、企業やビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題の解決につながるサービスを生み出すことを目指して事業活動に取り組んでおり、これらの活動が株主価値及び企業価値の最大化につながると考えています。

(2)目標とする経営指標

Sansan事業においては、売上高の継続的かつ累積的な増加を実現するため、契約件数や契約の継続率(解約率)等を重要指標としています。また、Eight事業においては、ユーザーネットワークの構築や拡充を目的として、ユーザー増加数等を重要指標として運営を行っています。

(3)中長期的な会社の経営戦略

①Sansan事業の更なる成長

マーケティング活動から新規受注までの一連の業務プロセスが確立し、安定的な成長を続けていますが、今後の更なる成長に向けて積極的な施策を実施していきます。
大企業向け営業体制の確立や国内外の拠点を通じた広範な営業活動の展開等により、契約件数の拡大に取り組みます。同時に、ユーザー企業の全社員によるサービス利用(全社利用)を前提とした大型契約の獲得や既存顧客の利用拡大の促進、新たな付加価値を提供するサービスの推進等によって、契約当たり売上高の拡大にも取り組んでいきます。

 

また、正規情報として大量の名刺データを軸にすることで、「Sansan」は企業内のあらゆるサービスと連携し、ビジネス・プラットフォームの中心となることができると考えています。引き続き、プラットフォームとしての拡張性を強化し、さまざまなビジネス機会へのアクセスを図ります。具体的には、提供している機能を外部のアプリケーションから利用できるようにするOpen API等を活用し、SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)やCRM(Customer Relationship Management:顧客管理システム)、MA(Marketing Automation:マーケティングオートメーション)、ERP(Enterprise Resource Planning:統合基幹業務システム)ツール等と「Sansan」の連携を強化、加速させていきます。加えて、「Sansan」のアプリケーションにおいて、ニュースや業績等に関する企業情報や経歴・異動情報を含む人物情報等を提供していくことで、コンタクト情報だけではなく、あらゆるビジネス情報の窓口になることを目指していきます。

②Eight事業のマネタイズ(収益化)

2015年より、一部利用機能を拡充した個人向け有料サービス「Eightプレミアム」を展開しておりますが、事業全体でのマネタイズを加速すべく、「Eight」のユーザーに対して広告配信が可能な「Eight Ads」をはじめとした企業向け有料サービスの開発・展開に注力していきます。「Eight」における名刺共有を企業内で可能にするサービスである「Eight 企業向けプレミアム」では、従業員数名から20名程度の小規模企業をコア・ターゲットとして展開していきます。転職潜在層のユーザーにアプローチが可能な採用関連サービス「Eight Career Design」では、採用市場におけるユニークなポジションの確立を目指して価値を提供していきます。