出会いからイノベーションを生み出す

サービス価値のさらなる発展により、市場の再創造を目指す

当社グループは、「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げています。このミッションには、「イノベーションにつながる新しい出会いを生み出す」、「出会いの力でビジネスの課題にイノベーションを起こす」、そして、「名刺からはじまる出会い、そのもののあり方を変えていく」といった強い想いを込めています。

 

掲げたミッションの下、当社グループは2007年の創業以来、紙の名刺をデータ化することに向き合い、精度99.9%の名刺データ化技術を作り上げてきました。この結果、法人向けクラウド名刺管理サービス市場で「Sansan」は82.8%のシェア*を有するサービスに成長しました。また、2020年5月期の連結売上高は133億62百万円に拡大いたしました。

 

ここまでを振り返ると、私たち自らの手で新たな価値を生み出し、ささやかながらではありますが、市場を創造しリードすることができたのだと考えております。しかしながら、現状から将来に目を移すと、グローバル市場はもちろんのこと、日本国内市場で捉えた場合においても、ビジネス上の課題やポテンシャルに対して私たちがアクセスできている部分はまだまだ小さいものと認識しています。

 

また、現在では、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を背景として、社会や企業活動自体のあり方が大きく問われています。今後は、新型コロナウイルスを前提に、リモートワーク等の多様な働き方や非対面・オンラインでの営業活動等といった新たな事業環境への対応、ひいては労働生産性や効率性の抜本的な改善に向けた行動変容等がより求められる社会になっていくことが考えられます。

 

では、ミッションに立ち返り、私たちとして何ができるのか、そして、何をやっていくべきなのか。それは、「出会い」に向き合い培ってきた私たちの力を、隣接するビジネス領域に展開し、イノベーションを起こすことであると考えています。クラウド名刺管理だけに留まらず、ビジネスプラットフォームとして、企業やビジネスパーソンが抱える課題の解決につながるさまざまなソリューションを提供し、さらには、そのサービス価値を拡大・深化させ続けていくことが求められていると捉えております。

 

2020年5月期には、「オンライン名刺」機能をはじめとした「Sansan」のプラットフォーム価値の向上につながるさまざまなオプション機能の拡充、請求書や契約書分野における新規事業の創出等に取り組んでまいりましたが、2021年5月期においては、この広がりつつある「Sansan」の価値をグリップしながら、市場を改めて創造しなおす意気込みで事業展開を加速させ、中長期的な株主価値及び企業価値の最大化を図ってまいりたいと考えております。

 

株主・投資家の皆さまにおかれましては、今後とも当社グループへのより一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2020年7月
代表取締役社長/CEO 寺田親弘

* 法人向け名刺管理サービス参入企業シェア(「名刺管理サービスの市場とSFA/CRM関連ビジネス2020 」2020年1月シード・プランニング調べ)